「ちょっとしたことで傷ついてしまう」
「他人の目が必要以上に気になる」
「ネガティブ思考を治したい」
「メンヘラな自分を変えたい」
この悩みについて答えていきます。
先日、僕の後輩から仕事の相談がありました。
話を聞くと、仕事がうまく回らず精神的にきついとのことでした。
話を聞く限り、仕事の処理に時間がかかっているだけの話で精神を病むほどのことではないと思いました。
しかし、彼はマイナス思考によるネガティブな思い込みによって、実際は大したことないことでも過剰に落ち込んでいました。
そんな後輩の話も踏まえ、今回の記事では
- マイナス思考とは何か?
- マイナス思考をやめる方法
について解説します。
結論から言うと
マイナス思考をやめる方法は「解釈を変えること」です。
目次
マイナス思考に陥る原因
あらゆる知識や出来事や経験は脳の中では同じ情報としてインプットされます。
情報は大きく2つの要素に分解できます。
それは「事実」と「解釈」です。
例えば、友人が
「この間のサッカー日本代表は良い試合をした。」
という話をしたとします。
その情報を「事実」と「解釈」に分解すると
事実:「日本代表のサッカーの試合があった。」
解釈:「日本代表は良い試合をした。」
となります。
何が言いたいのかというと
事実は変わらないけど解釈は人それぞれ変わるということです。
「良い試合をした」という人もいれば、
「よくない試合だった」という人もいます。
マイナス思考も全くおなじです。
おこる出来事は他人とそんなに変わりません。
その人だけに良くないことが集中しているわけではありません。
同じ出来事を体験したとしても、
それをプラスに解釈するか、マイナスに解釈するかの違いです。
つまり、マイナス思考を治したいのであれば、
頭の中で行われる解釈の仕方にアプローチをする必要があります。
マイナス思考自体は悪いものではない
マイナス思考で悩む人は多いですが、必ずしもわるいものではありません。
たとえば、ビジネスの世界であれば、
「ネガティブシミュレーション、ポジティブシンキング」
という言葉があります。
最悪の想定をするけど、大丈夫だと前向きに考えるという意味ですが、最悪の想定をすることでリスクを低減させることができます。
恐怖心が湧いてきた時に最悪の自体を想定することで恐怖を克服できることもあります。
このような意味ではマイナス思考はメリットになります。
なので一概にマイナス思考が悪いわけでもないし、マイナス思考をする人ほど、リスクを下げるという意味で強みに働くこともある。
ですが、マイナス思考がデメリットになることもあります。
それはマイナス思考を自分のメンタルと結びつけた時です。
自分のメンタル関連づけてマイナス思考をすることで不安になったり、ナーバスになったり、メンヘラに陥ったりします。
ハサミを紙を切るために使うのか、
人を刺すために使うのか、
使い方次第で良い悪いが決まるように、マイナス思考も使い方次第で良くも悪くもなります。
そして、マイナス思考をしてしまう人の多くはメンタルと結びついてしまうことで悩んでいます。
ポジティブにするかネガティブにするかは自分次第
起きた事実に対してプラスに解釈するか、マイナスに解釈するか、それは自分次第です。
いつも不満ばかり言っている人は、起きた事実にマイナスのラベルをはっているだけで、おなじ出来事を体験してもプラスのラベルをつける人もいます。
無意識にマイナスのラベルをつけてしまう人はそれが癖になっているからです。
その思考の癖を改善して自分でコントロールできるようになることで、適材適所に思考を使いわけることができるようになります。
マイナス思考癖を改善する2つの方法
ここからはマイナス思考を改善する方法を2つ紹介したいと思います。
「今自分が思っているマイナス思考は真実ではない」と言い聞かせる
マイナス思考は起きた出来事や事実に対して、ネガティブな解釈をすることで起こると伝えました。
「あの人は自分のことを嫌っている」
というマイナス思考が働いた時、それは真実ではなく解釈です。
マイナス思考になった時は、
ゆっくり深呼吸をして「これは真実ではない。自分の解釈の問題だ。」
と思うようにしましょう。
すると気持ちが落ち着き冷静になって物事を考えられるようになります。
プラスの解釈ができないか考えてみる
起きた事実をプラスに解釈できないか考えてみましょう。
たとえば「異性がこちらを見て笑った。」という出来事があったとします。
マイナス思考であれば、
「なんか笑われてる、多分キモいと思われてるな。」
と落ち込んでしまいます。
それをプラス思考に変えると
「俺に興味あるのかな?好意があるのかな?」
と考えることができます。
おなじ事実でも真逆の解釈になることもあります。
自分のメンタルが良い方向につながるのであれば真実とは違う解釈をしても構いません。
道端でうん◯を踏んで1日嫌な気持ちになるのか。
それとも「よし!これで運がついたぞ!」と思うのか。
プラス思考になった方が人生は楽観的で楽しくなると思います。
まとめ
マイナス思考は事実や出来事に対する「解釈」によって起こるもの。
マイナス思考自体はわるいものではなく、使い方次第。
思考の癖を改善すれば、必要なときに必要な思考をひっぱり出すことができる。
マイナス思考を改善する方法は2つ紹介しました。
- 「今自分が思っているマイナス思考は真実ではない」と言い聞かせる
- プラスの解釈ができないかを考える
今回は以上です。