他人に期待する人が人生損する話【人間関係が楽になる方法】


家族、恋人、友人、仲間、部下、後輩、上司、取引先・・

人間関係のあらゆる場面で
他人に対してイライラしたり不満や愚痴を言いたくなることはありませんか?

もしかしたらそれは、
他人に「期待しすぎ」かもしれません。
他人に期待して、その期待を裏切られた時、
人は怒り、不安、不満、疲れといったストレスが生まれます。

 

それは、
自分の健康やメンタルに悪影響を及ぼします。

その結果、精神病から心疾患、日々の仕事のパフォーマンスなど
あらゆる場面に影響してきます。

それだけでも良くないのは明らかですが、
もっと重要なことは
「良好な人間関係が築けない」
ということです。

 

 

人生の幸福は「素晴らしい人間関係」でしか得られない

人間の人生にとっての幸福。

それは「素晴らしい人間関係」でしか得られないということです。

これはハーバード大学の長い研究の中で唯一わかっていることです。

 

つまり、
「良好な人間関係が築けない」ということは
その人は不幸になってしまうということです。

そして、良好な人間関係が構築できない原因の1つに、
「相手に期待しすぎている」というのがあります。

 

今回は「他人に期待しない方法」と題して、
他人に期待しないための考え方について解説していきます。

 

 

「他人への期待の仕方」には2種類ある

人が他人に期待をするとき、そこには2種類の期待が存在します。

それはこの2種類です。

・相手の成長を願う期待
・自分の思い通りに動いてくれるという期待

1つ目は相手の成長になるための期待です。

モチベーション向上や自己効力感の向上を目的に
他人の可能性を広げることを願った期待です。

この期待は自分が介在する余地はなく、
純粋に相手の成長になればと思って行う期待です。

もう1つは自分の思い通りに動いてくれるだろうという期待です。

 

これは

「これぐらいのことはやってくれるだろう。」

思っている期待です。

 

例えば、

「彼女の誕生日に5万円のプレゼントをあげたから、
俺の誕生日にも5万円ぐらいのプレゼントがもらえるだろう。」

「後輩に仕事のやり方をしっかり教えたから、
バッチリ仕事をしてくれるだろう。」

「旦那さんは平日仕事で忙しけど、
休みの日は家事を手伝ってくれるだろう。」

といった感じで
ある程度自分の想定通りに他人が動いてくれるだろうと
期待をするのが後者の期待です。

 

 

「自分の思い通りに動いてくれる期待」はNG

この2種類の期待で問題なのは後者の
「自分の思い通りに動いてくれるという期待」です。

このタイプの期待をすると
他人が思い通りに動いてくれなかった時、
怒り、不満、ストレスが生まれます。

 

「彼女に高価なプレゼントをしたのに、
彼女からは安いプレゼントだった。」

「あれだけ仕事を教えたのに、
後輩が全く覚えてなかった。」

「旦那さんが休日は家事を手伝ってくれると思っていたのに、
全く手伝ってくれない。」

期待が裏切られることでネガティブな感情を持ち、
人間関係で揉める人たちはかなり多いです。

 

なぜかこのようなことが起こってしまうかというと
このタイプの期待には本質的に
「他人をコントロールしたい」
という欲求があるからです。

その欲求が満たされなかった時、
認知不協和になり、ストレスとなります。

 

人間は神様ではないので、
他人をコントロールすることはできませんし、
他人を変えることもできません。

僕らは普段、他人が思い通りに動いてくれるものだと
当たり前のように思いがちですが、
他人が自分の思い通りに動いてくれると思うのは、
単なるエゴです。

 

自分と他人では人生で大事にしている優先順位が違います。

仕事を大事にしている人が、
バカンスを大事にしている人に対して、

「もっと長く働いて結果を出せ。」

と言っても表向きはYESと答えるかもしれませんが、
心から従ってくれるわけはありません。

 

それに対して

「この間はYESと言ったよな?なんでお前は言った通りにやらないんだ?」

と怒りぶつけるのは不毛だし、どちらにとっても得はありません。

もし思った通りに他人を動かしたいのなら、
怒る前にやるべきことは他人の人生の優先順位を変えることです。

 

他人の人生の優先順位を変える方法などを話すと
テーマが逸れるし、難しいことなので今回は話しませんが、
とにかく「他人からの見返りを求めた期待」をするのは、
自分にも相手にとっても精神上、健康上の面からよくないし、

人間関係にも亀裂が生じてしまいます。

 

 

「他人に期待しない」ことによる5つのメリット

他人に期待しない生き方は
多くのメリットや恩恵を受けることができると僕は思っています。

 

怒りや不満がなくなり、余計なストレスが溜まらない

他人に期待しないことで、
裏切られた時のストレスが溜まらなくなります。

お笑い芸人の明石家さんまさんは
以前テレビのインタビューでこんなことを言っていました。

 

インタビュアー:「誰かに対して腹が立つことはありますか?」

明石家さんま:「嫉妬心がないから、人に対して。自分も過信してないし。
       「なんやねんこいつ?」って思うことあるけど、すぐ「こいつアホやねんな」と思う。」

       「やっぱり、人に腹を立たせる奴ってアホやわ。総合的に考えて。人を怒らす奴はアホ。」

インタビュアー:「そう思えば腹が立たない?」

明石家さんま:「立てない立てない。腹を立てられる器でもない。そんなに偉くない。
        腹たって怒りたい人は偉いと思ってるんじゃないの、自分のこと。」

誰も知らない明石家さんま ロングインタビューで解禁! ーより引用


この考え方は他人に期待しない生き方という点で
すごく重要なことを言ってくれていると思っています。

僕は他人に期待しないために
「世の中の人全員アホ」だと思って生きています。

アホに対しては
「どうせできないだろう」「どうせ言ってもやらないだろう」
と期待なんてしませんよね。

これだけ聞くと「おまえ何様や?」と思うかもしれませんが、

これが非常に大事なことで

「自分も同じアホの中の1人」

だということです。

 

世の中どんなに偉い人でさえ、
どこかの側面では誰かに迷惑をかけて生きているし、
誰かの支えがないと生きていけません。

こう考えると
自分が偉いなんて思えないから人に腹も立たないし、
人にも余計な期待もしないから
いつも気楽でいられるからストレスも溜まりません。

 

 

小さなことでも喜び、感謝できるようになる

他人に期待しないということは、
他人に対して見返りを求めたり、
アテにするということがなくなります。

つまり、
他人に期待していたことで
今まで当たり前だと思っていたことが
当たり前ではなくなるので

ささいなことでも
「え?やってくれたの?ありがとう。」
と感謝できるようになります。

それは自分も嬉しいし、相手も感謝されて嬉しいという、
WIN-WINで良好な関係を作ることができます。

感謝をすると脳科学的にも良いことがあります。

実際に誰かに感謝をすると前頭葉の一部が活性化し、
それが習慣になると、その人は利他的精神を持つようになる
ことが脳科学の研究でわかっています。

つまり、

「感謝をすると”他人のために行動する気持ち”が強くなり、より良好な人間関係を構築できる」

ということです。

他人に期待しない→小さなことでも感謝できる(利他的精神を持つ)→相手が喜ぶ→良好な人間関係になる (=幸福)

このような流れを作ることができるのが2つ目のメリットです。

 

 

今まで以上にチームの仕事で成果が出る

先ほど、
他人に期待しないことで
小さなことでも喜び、感謝できるようになるといいました。

それはチームで仕事をする場合にも大きなメリットがあると思っていて、
感謝して相手が喜ぶと、その相手のモチベーションや自己肯定感が高まります。

そして良好な人間関係になることで
チームメンバーみんなが楽しく仕事ができる傾向にあります。

チームの良さは、足し算ではなく掛け算であることです。

1人の人間のパワーが1だとしたら
ただの5人の集団のパワーは5ですが、
チームワークのある5人の集団のパワーは10にも20にもなります。

 

スポーツがまさに良い例で
個人個人の能力は圧倒的に負けていても、
チームとして戦った時に
格上を負かすほどの恐るべき力を発揮するチームもあります。

 

2015年ラグビーW杯で日本が南アフリカに勝利した時もそうだし、
2018年サッカーW杯で日本がコロンビアに勝利した時もそうです。

仕事も全く同じです。

チームワークを作るためには、
メンバー同士の信頼関係が重要です。

 

良いチームは決してチーム内で誰かがやってくれるだろうと
足を引っ張り合うようなことはしないし、
お互いがお互いのモチベーションを高め合って切磋琢磨します。

他人に期待をするとどうしても足の引っ張りあいや、
信頼関係の構築が難しくなります。

そのような点から
他人に期待をしないやり方の方が良いチームワークが育まれると思います。

 

 

自分が圧倒的に成長できる

他人に期待しない生き方をすると、
全てが自己責任になります。

僕は一人一人が「全ては自己責任」というマインドを持った方が良いと思っています。


他人に期待しないことで全ての原因が自分になります。

 

他人に期待していると
思いどおりに動いてくれない相手に対して

「あいつはダメなやつだ。」
「あいつは性格が終わっている。」
「あいつは仕事ができないやつだ。」

と他人のせいにしてしまいます。

 

ですが、
他人に期待をしなくなると自己責任になるので

・相手に伝わっていないのは自分の伝え方が悪いから
・相手が言った通りに動いてくれないのは自分に信頼がないから

といったように原因が自分に向くようになります。

 

とすればそれらを改善したいと思えば

「自分が成長して変わるしかない。」

という考えにならざるを得ません。

 

つまり、
全てを自分の原因にすることで、
あらゆるものを自分の成長するキッカケとし、

「他人は変えられないけど、変わるキッカケを与えることができるとしたら、それは成長して変わった自分を見たときだけだ。」

と責任のベクトルが他人から自分に変えることができるようになります。


大きな成功を達成した人や世の中に大きな影響力を持つ人は、
この「自己責任」というマインドを必ず持っています。

その人たちは自らが持つ自己責任マインドによって
浮かび上がった数々の自分が原因となる問題を解決しようと
一生懸命勉強して、成長してきたのです。

 

全てを自己責任にすることは強いメンタリティが要求されます。

ですが、
その分誰よりも成長することができ、
より大きな事を成せるようになります。

 

自由に生きられる

他人に期待しないことですべてが自己責任になるというのは、
言い換えれば全てが自由になるということです。


なぜなら、
自己責任は全ての原因を自分に求めることなので、
選択や決断を全て自分で自由に決められるという世界観で生きることになります。

他人に責任を押し付けていると
自分の決断はあたかも他人によって決められていると
認識してしていることなのでそうはいきません。

全てが自分に責任があって
全てのことは自分次第だと思えるから
もっと気楽に、もっと自由に生きることができます。

 

精神的自由さを自分が感じられるかどうかは、
人生を楽しく生きるという点でかなり重要だと思っていて、
何かに縛られて生きたり、他人や社会のせいにした生き方は
僕自身は人生窮屈に感じてしまいます。

 

これはサラリーマンだからとか学生だからという表面的なことではなく
実際に自分がどういう世界観で生きているかという認識の問題です。

サラリーマンでも精神的自由な人もいれば、
金持ちだけど精神的には不自由な人もいます。

どっちに生きたいかといえば僕は前者です。

他人に期待しない生き方は
それを実現してくれる1つの道具だと思っています。

 

まとめ

期待の種類は2種類あり、
良くないのは「自分の思い通りに動いてくれる期待」です。

他人に期待しないことで得られるメリットは以下の5つがあります。


他人にイライラしてしまうとか、
不満を抱いたりしてしまう人は
この思考法を取り入れて見るともっと気楽になれると思います。