「インパクトのあるキャッチコピーを作りたい」
現代では誰しもが情報発信をできる社会ということもあり、
巷には沢山のコピーで溢れています。
その影響もあり、
言葉自体はインパクトがあっても沢山の人が多用してしまうことで、
もはや誰の心にも響かないキャッチコピーになっているのも事実です。
飲食店に行って「継ぎ足しのタレ」と言われても
もうそんなに人の心には響きません。
キャッチコピーが悪いことが原因で
読む価値のある文章が読まれまかったり、
世の中に広まるべき商品やサービスが広まらないのは
提供者にとっても、消費者にとっても
もったいないことです。
今回は「言葉の組み合わせ」によって
人の心に刺さる強いキャッチコピーの作り方を具体的に解説します。
自分のブログやSNSのタイトルなどに使うと
読者の興味を引くことができるのでぜひ使ってみてください。
前回はキャッチコピーの作り方ディズニー編ということで
CMを題材にキャッチコピーの作り方を
解説しました。
読んだことのない方はこちらも読んでみてください。
人の心に残るキャッチコピーの作り方 ディズニー編
目次
「言葉の組み合わせ」を使ったキャッチコピー例

ジャンルの違う言葉を組み合わせる
限られた業界や専門分野でしか使われなかった言葉に
普通の言葉を組み合わせると斬新で強いコピーになります。
例を挙げると
今では日常用語になった「草食男子、肉食男子」です。
草食、肉食というのは
学生時代の生物で習う言葉です。
これに「男子、女子」を組み合わせることで
全く新しい言葉に生まれ変わります。
他にも
- 社会人のビジネススクール
→「大人の大学」 - 新しい科学に基づいた筋トレ
→「最新科学で今までの概念を変える。筋トレ維新の始まりだ。」 - トップ営業マン10人
→「営業マンのスタープレイヤー」「営業内閣」 - 「海の宝石箱や~」「お肉のIT革命や~」(by 彦摩呂)
といったように
様々な組み合わせがあります。
これがジャンルの違う言葉を組み合わせたキャッチコピーです。
合わない名詞と動詞を組み合わせる
普段は合わない名詞と動詞を組み合わせると
面白いキャッチコピーが出来上がることもあります。
例えば「人生」という名詞を考えてみると
普通は
<普通>
- 人生を歩む
- 人生を生きる
となります。
合わない動詞を組み合わせると
<合わない名詞と動詞>
- 人生を遊ぶ
- 人生を走る
- 人生を持ち上げる
- 人生を読む
- 人生を編集する
- 人生を癒す
といった感じでワードを挙げていくと
新しいけどニュアンスの伝わる斬新なコピーが出来上がります。
他にも「本」という名詞で考えると
普通は
<普通>
- 本を読む
- 本を買う
となりますが、
合わない動詞を使うと
<合わない名詞と動詞>
- 本と遊ぶ
- 本に生きる
- 本と歩む
- 本を食べる
- 本に落ちる
- 本が笑う
- 本が応援する
といった感じで
使えそう、かつインパクトのある言葉が出来上がります。
「言葉の組み合わせ」を使ったキャッチコピーの作り方
ではここからは
キャッチコピーを実際に作ってみましょう。
キャッチコピーの作り方を手順を追って具体的に解説します。
日常的に色んな業界の言葉をメモしておく

まずは情報収集です。
テレビ、ネット、目で触れたものなど
日常生活の中で様々な情報に触れると思います。
テレビやネットでは最新のワードを把握することができます。
それだけでなく、日常で目に触れた情報も大事です。
「普段の何気ないワードが実はキャッチコピーに使えた」
ということは沢山あります。
普段は目に止まりませんが、
メモしておくと、いざコピーを作るときに役に立つので大事です。
例えば
- 経済・・・「インフレ、デフレ」「マネーロンダリング」「物価」
- スポーツ・・・「二刀流」「ワンチーム」「盗塁」
- 政治・・・「アベノマスク」「内閣」「民主制」「改革」
- 医療・・・「薬局」「CTスキャン」「処方箋」「診察」「病院」「診療所」
- 子供・・・「教室」「授業」「学校」「修学旅行」
などニュースや目で見たものをジャンル問わずメモしておきます。
まずは気になるワードがあれば紙でもスマホでもいいので
全てメモしてストックを溜めておきましょう。
いつ使えるワードが出てくるかわからないので。
次からいよいよキャッチコピーを作っていきます。
まずはキャッチコピーのド定番ワードを決める
まずはド定番のキャッチコピーを決めていきます。
例えば、
人間関係の悩みを解決するコンテンツのキャッチコピーであれば
必須キーワードは「人間関係」です。
この言葉を入れないとキャッチコピーが全く伝わらなくなるので
絶対外せないキーワードだけを決めておきます。
複数あった場合は2つとかでも構いません。
入れておくべきワード、自分が絶対に入れたいワードを決めましょう。
伝えたいニュアンスのワードをメモから抽出する

次の段階では先ほど考えた外せないワード「人間関係」と
メモした内容の中でしっくり来そうなものを選びます。
「2.1 日常的に色んな業界の言葉をメモしておく」で
メモした中でしっくり来そうなワードをピックアップします。
「処方箋」「薬局」「診療所」など医療系ワードは使えそうです。
他にも「授業」「学校」などもの教育系も使えそうですね。
では実際にこのワードと組み合わせてみます。
組み合わせるとこんな感じになりました。
- 「これで解決!人間関係のお悩み処方箋」
- 「人間関係改善大学」
- 「人間関係のお悩み改革」
- 「人間関係のストレスをなくす治療法」
自作なので客観的な評価はなんとも言えませんが
一応印象に残るワードにはなってると思います。
こんな感じで作ることができます。
頭を「う〜ん・・」と悩ませて言葉をひねり出すよりも、
手順を追って合理的に作っていく方が良いコピーが生まれます。
キャッチコピーは発想力やセンスというイメージがあり、
確かにそれも間違いではありません。
ですが、
それ以上にキャッチコピーは理論的、合理的に
作れる要素の方が強いと僕は思います。
これが「言葉の組み合わせ」にキャッチコピーの作り方でした。
まとめ
今回は「言葉の組み合わせ」によるキャッチコピーの作り方を解説しました。
言葉の組み合わせは2種類ありました。
そして作り方の手順はこちらになります。
これらを活用して良いキャッチコピーを作り、
良いコンテンツを世界に発信していきましょう。
他にも文章に関する記事があるので参考にしてください。
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